2012年04月30日

なれずし


正確に言えば、今の季節のすしではない。秋、米の収穫が終わったあとの、秋祭りのすしです(少なくとも我家ではそうでした)。塩漬けした鯖の半身を握り飯の上にのせ」、全体をアセの葉で巻いて、桶に下から隙間無く並べます。たしか数段並べたあたりで、「落とし蓋」を入れてその上にのって締め付けるのがワタシ(子供)の役目でした。
最後に蓋に重しをのせて醗酵するのをまつのですが、待ちきれないのか、まだ余り醗酵のすすんでないすしを「はやなれ」と言って食べてた記憶があります(多少の味とにおいの変化があるが)。醗酵がすすめば、アセの色も飯の色も変わってきて独特の味とにおいがします。
ワタシにとっての「はやなれ」はいまの酢や生姜を使ったすしではなく、やはり醗酵のあまりすすんでいない「なれずし」です。

写真のなれずしは、数年前湯浅町で購入したものですが、そのとき店の人が「はやなれ」と言ってました。このすしが我家で作ってたすしに一番にてた、懐かしい味だったのを覚えてます。
(写真の整理をしてる連休の一日です)

  


Posted by Y_ss at 14:20Comments(0)日記のような

2012年04月29日

花盛りの野


なんだか花がいっせいに咲き出した感じがする。野山を行けば、オカオグルマ、オドリコソウ、コバノタツナミ、アケビ、ムラサキケマン、ヒメオドリコソウ、ミヤマキケマン、ツボスミレ・・・

オドリコソウの画像から入れます(スライドです)。
  


Posted by Y_ss at 09:34Comments(0)野草

2012年04月28日

紀美野町のケヤキ


貴志川の支流真国川にそって道を遡っていけば円明寺と言う集落がある。集落の民家を過ぎて道が大きく右折するところの旧道にこのケヤキが生えてる。推定樹齢350年と看板にある。「学術推せん樹」とも書いてるが、この言葉を検索しても紀美野町だけでしか出てこない。紀美野町にはこれに関する条例でもあるのだろうか。
旧道はなんとか車一台通れるくらいの幅でしかなかったが、その下に最近二車線の道路か完成した。できれば旧道のケヤキの周辺の舗装を剥がしてケヤキに要らぬストレスを与えないようにしてほしい。
  


Posted by Y_ss at 10:14Comments(0)風景

2012年04月27日

和歌浦湾

和歌浦湾を一望できるのは対面の海南市からだが、車道からは高い木が生えてない場所が何箇所かある。ここはその中でも一番高い場所だと思う。
国道42号海南市の観音崎トンネルへ入る前に右折(和歌山市方面から)し、途中の三叉路を大きく左折してそのまま進めば探せます。案外夜景にはいい場所だが、少しいけばペットの霊園とか海南市下津斎場があるから、霊とかに弱い人には薦められないです。
  


Posted by Y_ss at 20:38Comments(0)風景

2012年04月26日

キケマン(黄華鬘)


顔をしかめたくなるようなセンスの悪い植物の名前があるが、このキケマンはいい名前だ。  


Posted by Y_ss at 20:49Comments(0)野草

2012年04月22日

奠供山(てんぐやま)


続日本紀の「巻第九」に「故改弱浜名。為明光浦。宜置守戸勿令荒穢。春秋二時。差遣官人。奠祭玉津嶋之神・明光浦之霊。」
弱浜は「わかのうら」、明光浦は「あかのうら」(「熊野まんだら街道」神坂次郎)と読むようだ。
今の和歌の浦はコンクリートで囲まれた水槽のようだけど、周辺が「白砂青松」ならどんなにすばらしい景色だろうと空想してみる。
2004年の写真、この地で聖武天皇が勅したのが神亀元年(西暦724年)だから、古い写真ではないかも。
  


Posted by Y_ss at 17:58Comments(0)風景

2012年04月19日

サルトリイバラ


この植物の事を「カシワ」とばかり思っていた。正しい名前を知ったのは最近ですが、あるサイトでは柏餅は「カシワ」の葉よりもこのサルトリイバラのほうが多くの地方で使われてるようだ(正確ではないかも知れない)。

カシワは「槲」の事で、柏は「児の手柏」に使われてるようだ。
「いはれ野の萩が絶間のひまひまにこの手がしはの花咲きにけり 」(西行)
萩の咲いてる間に「児の手柏」が咲いてると言う事だが、いま「児の手柏」と言われてる植物でない。江戸時代に中国から渡来したと言われてるが、こんな名前が付いたのは西行の詠んだ「この手がしわ」がすっかり忘れられてたからかも知れない。
西行の「この手がしわ」はどんな植物だったのか今では分からない。
  


Posted by Y_ss at 18:44Comments(0)野草

2012年04月16日

ヤワゲフウロ


何年か前我家の庭に生えたきた植物だが、名前は分からなかった。いくつかの植物の本も調べたが分からなかった。そこでネットの掲示板に投稿して、この植物の名前を教えてもらった。ヤワゲフウロ(柔毛風露)である。
1976年北海道室蘭市付近で採取され、「新称」が付けられたようだ。
  


Posted by Y_ss at 20:28Comments(0)野草

2012年04月13日

ナヨクサフジ


ナヨクサフジ(弱草藤)、緑肥や飼料用に輸入されたらしいが、いまでは野生化してる。和歌山市では紀ノ川河川敷でよくみられたが、今では和田川の堤防でも生えている。
クサフジと間違われることもあるが、残念ながら和歌山市とその周辺でクサフジを見た事が無い。違いは花柄ががくの下側に着くのが「ナヨクサフジ」で後ろに着くのが「クサフジ」だそうだ。
  


Posted by Y_ss at 18:02Comments(0)野草

2012年04月12日

カジイチゴ


和歌山県日高郡美浜町三尾の大賀池、ここには大賀はすを植えてる沼地だけど、狭い場所でこんなところによくある「邪魔なもの」は無いのでいい。沼の周りは舗装されてないから、いろんな野草が生えてくる。

沼地には、ハンゲショウ(半夏生)や、タウコギ(田五加木)なども見事に刈り取られていた。大賀はすよりもタウゴキ(センダングサ属)のほうが、最近では貴重かもしれない。
写真はガジイチゴ(梶苺)、縁の林に生えていた。梅雨のころ果実が熟しておいしい木苺です。
  


Posted by Y_ss at 23:11Comments(0)野草