2015年03月28日

ナガバノタチツボスミレ



タチツボスミレと同じような環境で咲いてるのがこのナガバノタチツボスミレです。
スミレ属は地上茎のあるスミレと無いスミレに大きく分けることが出来る。
このナガバノタチツボスミレは地上茎のあるスミレで、つまり枝分かれの様に茎の途中から茎をだし葉を付ける。そこの分かれたところから花径を出して花を咲かせる。

ちなみにこのスミレの花はスミレの中でも一番気品にある花を咲かせる。


  


Posted by Y_ss at 13:43Comments(0)野草

2015年03月27日

キュウリグサ



キュウリグサの花は下から上に咲く。
でも花の咲いてる所を一番上にそこからゼンマイの様に花序が巻き込んで少し下がってる。
花は下から咲いていくが、一番上の目立つ場所で咲くような戦略で虫を誘う・・・こんな事を思いながら花を見るのも楽しい。
  


Posted by Y_ss at 18:20Comments(0)野草

2015年03月23日

セイヨウタンポポ


和歌山市ではカンサイタンポポ、シロバナタンポポ、セイヨウタンポポ、アカミタンポポが主に分布してる。
カンサイタンポポとセイヨウタンポポは雑種をつくり、その総苞の形態により何種類かに分類されてるようだ。
写真のタンポポはセイヨウタンポポ、こう言うはっきりしたセイヨウタンポポは数少なくなってきた。

セイヨウタンポポ
  


Posted by Y_ss at 01:22Comments(0)

2015年03月22日

スミレ(菫)


スミレ科スミレ属スミレの事ですが、スミレ属の総称としても使われるのでスミレ愛好家の間ではViola mandshuricaから「マンシュリカ?」とか呼ばれていると読んだことがある。 mandshuricaとは満州のと言うこと。今なら使わない地名である。
このスミレ、結構見つけ難い野草で街中や公園に咲いてるのは植栽かそこから逃げ出したのかもしれない。

和歌山市辺りで一番よく咲いてるのは「タチツボスミレ」で日当たりのいい道端の土手などに群生してるのをよく見ることが出来る。

  


Posted by Y_ss at 02:18Comments(0)野草

2015年03月19日

タネツケバナの仲間


これから良くタネツケバナ属の花を見ることができるが、よく似てる仲間が幾つかあり名前を特定するのが厄介である。よく見かけるのが、タネツケバナとミチタネツケバナだが慣れないと見分けがつかないこともある。

清流に生えてるのがオオバタネツケバナ、これもよく似たのにニシノオオバタネツケバナと言う品種もあり厄介だが、松山地方ではて「テイレギ」と言う名前で食用にされてるようだ。
タネツケバナの仲間はどちらかと言えば湿った場所を好んでよく生えてるが、そんな所では最近クレソン(オランダカラシ)も目につきだした。何だかすごく繁殖していて山菜としてはいまいち食べる気がしない。
どちらもアブラナ科の植物です。

https://www.city.matsuyama.ehime.jp/kanko/kankoguide/rekishibunka/bunkazai/shi/teiregi.html

  


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2015年03月16日

ヒメウズ(姫烏頭)


ヒメウズは民家の近くでもよく見かける野草で、案外自然豊かな山野よりも多い。斜め下や下向きの花で、白いガクが花弁を隠してる。オダマキの仲間ですが、例えばヤマオダマキのような花を付けていたなら、盗掘されつくして貴重な植物になっていたかもしれない。案外小さな目立たない花でよかった。  


Posted by Y_ss at 00:49Comments(0)

2015年03月14日

フラサバソウ


明治初年長崎で採集された帰化植物で、今では日本中に広まっていると図鑑に書いてるが、和歌山の私の見る範囲では一か所しか自生を見つけることが出来なかった。
クワガタソウ属 Veronicaで花はオオイヌノフグリに似てるが、全体に毛が多い。

フランスの植物学者フランセ、サバチエ両氏の名前の2文字から名付けたとある。(野草図鑑 長田武正著)

フラサバソウ


  


Posted by Y_ss at 23:07Comments(0)

2015年03月14日

フキ


季節は冬のまだ寒い日にフキは花径を出す。他の植物はまだ活動しないから邪魔なものはない。
だから簡単に見つかってしまう山菜だが、私の知ってる所ではほとんど採集されてないように見える。
未だに茎葉が出ない一本だけの花径が土から出てるので「フキノトウ」とも呼ばれるのかもしれないが、実際、雌株は40~50cm位伸びて、冠毛を作る。

フキには雌株と雄株があり、役目が終わった雄株はそのまま枯れてしまう。その後雌株の塔が目立ち、茎葉も出てくる。
写真のは「雄株」です。  


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2015年03月08日

コオニタビラコ(小鬼田平子)



春の七草の「ホトケノザ」の事だが、ホトケノザの名称は標準和名では別名のサンガイグサ(三階草)に譲っている。
春の早い時期ではまだロゼットだが、温かくなるにつれて多くの茎葉をだし、花を咲かせる。

コオニタビラコ
  


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2015年03月07日

オオイヌノフグリ




オオイヌノフグリの花は何時見ても鮮やかな蒼色をしている。
それは、花が枯れて朽ちる前に落下して、かなり速く花が入れ替わってるからである。
名前で損をしてる花がある。オオイヌノフグリもそうだが学名に綺麗な名前がついてる。Veronica persica(ペルシャのヴェロニカ)。

  


Posted by Y_ss at 08:48Comments(0)野草